24PM91|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
肺に作用して発声・呼吸を推動するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
気の分類と、それぞれの働きを問う問題です。
解説
宗気は、肺が呼吸によって取り込んだ清気と、脾胃が飲食物からつくった水穀の気が結合して、**胸中(気海、膻中の部位)**に集まった気です。
その働きは次の二つです。第一に、肺に作用して呼吸と発声を推し進めること。第二に、心脈を貫いて血の運行を推し進めること、すなわち心拍と全身の血流を支えることです。したがって「肺に作用して発声・呼吸を推動する」のは宗気であり、これが正答です。宗気が不足すると、声に力がない、息切れ、動悸、脈が弱いといった症状が現れます。
営気は、水穀の気のうち精微なる部分から生じ、脈中を流れて全身を栄養し、血の生成にも関わります。「水穀の精気」と呼ばれ、衛気と対をなします。
衛気は、水穀の気のうち悍(かん)なる部分から生じ、脈外を流れます。体表を巡って外邪の侵入を防ぎ、腠理の開閉を調節して発汗を管理し、臓腑と肌肉を温めます。日中は陽の部を25周、夜間は陰の部を25周するとされ、睡眠と覚醒のリズムにも関わります。
元気(原気)は、両親から受け継いだ先天の精が変化して生成されたもので、生命活動の最も根本的な原動力です。腎に蔵され、三焦を通り道として全身をめぐり、臓腑と経絡の働きを推し進めます。四肢の原穴は、この元気が集まるところとされます。
気の四分類は、**元気(先天、三焦を通る)、宗気(胸中、呼吸と血行)、営気(脈中、栄養)、衛気(脈外、防御)**と整理して覚えます。
選択肢の確認
1.営気
誤り。脈中を流れて全身を栄養し、血を生成します。
2.衛気
誤り。脈外を流れ、体表を守り腠理の開閉を調節します。
3.宗気
正しい。胸中に集まり、呼吸と発声、心拍と血行を推し進めます。
4.元気
誤り。先天の精から生じ、三焦を通じて全身をめぐります。
覚えるポイント
- 宗気=清気+水穀の気、**胸中(膻中)**に集まる。呼吸と発声、心拍と血行を推し進める。
- 元気(原気)=先天の精から。腎に蔵され三焦を通る。生命活動の原動力。
- 営気=水穀の精気、脈中、栄養。衛気=水穀の悍気、脈外、防御。
- 宗気の不足=声に力がない、息切れ、動悸、脈が弱い。