25PM91第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第25回午後(科目未分類)

三焦を通って全身に分布する気はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

気の分類と、それぞれの通り道を問う問題です。

解説

原気(元気、真気)は、両親から受け継いだ先天の精が変化して生成されたもので、生命活動の最も根本的な原動力です。腎に蔵され三焦を通り道として全身に分布し、臓腑と経絡の働きを推し進めます。したがってこれが正答です。

三焦は「有名無形」の腑とされ、気と津液の通り道として全身を貫きます。原気がこの三焦を通じて全身へ行きわたることで、成長と発育、生殖、そして臓腑の機能が支えられます。四肢にある原穴は、この原気が集まり通過するところとされ、臓腑の虚実を診断し治療する部位として重視されます。原気は生後、脾胃がつくり出す後天の精によって絶えず補充されます。

宗気は、肺が取り込んだ清気と脾胃がつくった水穀の気が結合して、**胸中(気海、膻中の部位)**に集まる気です。呼吸と発声を推し進め、心脈を貫いて血の運行を支えます。全身に分布するというより、胸中に集まる点が特徴です。

営気は、水穀の気のうち精微なる部分から生じ、脈中を流れて全身を栄養し、血の生成にも関わります。通り道は三焦ではなく**経脈(脈中)**です。

衛気は、水穀の気のうち悍(かん)なる部分から生じ、脈外を流れます。体表を巡って外邪の侵入を防ぎ、腠理の開閉を調節し、臓腑と肌肉を温めます。日中は陽の部を25周、夜間は陰の部を25周するとされます。通り道は脈外です。

すなわち、原気は三焦、営気は脈中、衛気は脈外、宗気は胸中と、それぞれの居場所と通り道を対比して覚えます。

選択肢の確認

1.原気
正しい。先天の精から生じ、三焦を通じて全身に分布します。

2.宗気
誤り。清気と水穀の気が結合し、胸中に集まります。

3.営気
誤り。脈中を流れて全身を栄養します。

4.衛気
誤り。脈外を流れて体表を守ります。

覚えるポイント

  • 原気(元気)先天の精から生じ、腎に蔵され、三焦を通じて全身へ。生命活動の原動力。
  • 原穴は原気が集まるところ。臓腑の虚実の診断と治療に用いる。
  • 宗気=清気+水穀の気、胸中。呼吸と発声、心拍と血行。
  • 営気=脈中(栄養)、衛気=脈外(防御と腠理の開閉)。
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