27AM23|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
肝臓について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肝臓の微細構造と肝門の通過物を問う問題です。グリソン鞘、肝門を通る3つの管、肝静脈の行き先を区別します。
解説
肝臓の実質は、直径1から2ミリメートルの肝小葉という多角柱の単位に区切られています。この区切りをつくる結合組織がグリソン鞘(小葉間結合組織)で、その中を小葉間動脈、小葉間静脈、小葉間胆管が並んで走ります。この三者が集まる部位を**門脈域(グリソン鞘)**と呼びます。設問の正答はこの記述です。
肝門を通るのは、固有肝動脈、門脈、肝管(および神経とリンパ管)です。一方、肝静脈は肝小葉の中心静脈が集まってできる血管で、肝門を通らず、肝臓の後面で直接下大静脈に注ぎます。この違いは頻出です。
肝鎌状間膜は横隔膜と前腹壁から肝臓上面に張る腹膜のひだで、右葉と左葉の境界を表します。方形葉と尾状葉の間にあるのは肝門です。
肝臓は右葉が左葉よりはるかに大きく、右葉は肝全体のおよそ4分の3を占めます。
なお、肝臓に入る血液の約7割は門脈血(栄養に富む静脈血)、約3割が固有肝動脈からの動脈血です。
選択肢の確認
1.実質はグリソン鞘により肝小葉に分けられる。
正しい。グリソン鞘の中を小葉間動脈・静脈・胆管が走ります。
2.肝鎌状間膜は方形葉と尾状葉の間にある。
誤り。右葉と左葉の境界を示します。
3.右葉よりも左葉の方が大きい。
誤り。右葉の方が大きい。
4.肝静脈は肝門を通る。
誤り。肝静脈は直接下大静脈に注ぎます。
覚えるポイント
- グリソン鞘=小葉間動脈・小葉間静脈・小葉間胆管の三つ組。
- 肝門を通るのは固有肝動脈、門脈、肝管。肝静脈は通らない。
- 肝鎌状間膜=右葉と左葉の境。右葉>左葉。