27PM108|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
筋と筋の間に取穴をしないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
取穴部位の局所解剖を問う問題です。「どの筋とどの筋の間か」で説明される経穴と、そうでない経穴を分けます。
解説
各選択肢の経穴の部位を確認します。
殷門は、大腿部後面、大腿二頭筋と半腱様筋の間、殿溝の下方6寸に取ります。ハムストリングの2つの筋の間であり、筋と筋の間の取穴です。深部には坐骨神経が走行するため、刺鍼の深さと方向に注意が必要です。
箕門は、大腿部内側、縫工筋と長内転筋の間、膝蓋骨底内端と衝門を結ぶ線上、衝門から3分の1の高さに取ります。こちらも筋と筋の間であり、大腿三角(スカルパ三角)の頂点付近で、大腿動脈の拍動部に近いため刺鍼時に注意します。
陰包は、大腿部内側、薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸に取ります。これも筋と筋の間です。
風市は、大腿部外側、直立して腕を下垂し、手掌を大腿部に付けたときに中指先端があたる腸脛靱帯の後方に取ります。基準となるのは腸脛靱帯という結合組織であり、「筋と筋の間」という表現では説明されません。したがって正答は3です。
このように、経穴の部位を覚える際は、基準となる構造が骨か、筋か、腱か、靱帯か、動脈かを意識すると、安全な刺鍼の判断にもつながります。
選択肢の確認
1.殷門
筋と筋の間に取穴する。大腿二頭筋と半腱様筋の間です。
2.箕門
筋と筋の間に取穴する。縫工筋と長内転筋の間です。
3.風市
筋と筋の間に取穴せず、これが正答。腸脛靱帯の後方を基準とします。
4.陰包
筋と筋の間に取穴する。薄筋と縫工筋の間です。
覚えるポイント
- 殷門=大腿二頭筋と半腱様筋の間(深部に坐骨神経)。
- 箕門=縫工筋と長内転筋の間(大腿動脈拍動部に注意)、陰包=薄筋と縫工筋の間。
- 風市=腸脛靱帯の後方、中指先端があたる部位。