27PM110|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
五要穴で急性症状に用いるのに適した経穴の部位はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
五要穴のうち急性症状に用いるものを判断し、その取穴部位を選ぶ2段構えの問題です。
解説
五要穴は、**原穴、絡穴、郄穴、募穴、兪穴(背部兪穴)**の5つを指します。それぞれの主な用途は次のとおりです。
原穴は原気が留まる部位で、臓腑の虚実の診断と治療に用います。絡穴は表裏の経をつなぎ、表裏両経の病や慢性の病に用います。募穴は胸腹部にあって腑の気が集まり、**兪穴(背部兪穴)**は背部にあって臓腑の気が注ぐ部位で、いずれも臓腑の診断と治療に用います。
郄穴は、経気が深く集まる部位であり、急性の症状、激しい疼痛に用いるのが原則です。陰経の郄穴は出血性の疾患にも用いられます。したがって急性症状に適するのは郄穴です。
選択肢の部位を確認します。「大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱外側縁の間、膝蓋骨底の上方2寸」は梁丘で、足の陽明胃経の郄穴です。よって正答は1です。梁丘は、急性の胃痛や胃けいれん、膝関節痛に用いられます。
他の部位を確認します。「下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方5寸」は光明で胆経の絡穴、「下腿前外側、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸」は豊隆で胃経の絡穴、「足背、第2中足骨底部と中間楔状骨の間、足背動脈拍動部」は衝陽で胃経の原穴です。
選択肢の確認
1.大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱外側縁の間、膝蓋骨底の上方2寸
正しい。梁丘であり、胃経の郄穴で急性症状に用います。
2.下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方5寸
誤り。光明であり、胆経の絡穴です。
3.下腿前外側、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸
誤り。豊隆であり、胃経の絡穴です。
4.足背、第2中足骨底部と中間楔状骨の間、足背動脈拍動部
誤り。衝陽であり、胃経の原穴です。
覚えるポイント
- 五要穴=原穴、絡穴、郄穴、募穴、兪穴。急性症状と激痛は郄穴。
- 梁丘=胃経の郄穴、膝蓋骨底の上方2寸。急性の胃痛や膝痛に。
- 衝陽=胃経の原穴(足背動脈拍動部)、豊隆=胃経の絡穴で化痰の要穴。