27PM111第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)

次の文で示す症状に対して八会穴を用いる場合に最も適切な経穴はどれか。「20歳の女性。月経時に腹部にさし込む痛みがあり、血塊を伴う。」

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

八会穴の中から、症状に合う会穴を選ぶ症例問題です。まず病態を「瘀血」と見抜き、次に「血会」を思い出します。

解説

20歳の女性で、月経時に腹部にさし込むような痛みがあり、血塊を伴うという訴えです。

さし込む痛み(刺痛)血塊は、いずれも血の流れが滞った瘀血を示す所見です。月経困難症のうち、瘀血によるものでは、経血が暗紫色で塊を含み、血塊が出ると痛みが軽くなる、痛みは月経前から始まり押されるのを嫌う、といった特徴がみられます。

八会穴は、気血や臓腑、組織の気が集まる8つの経穴で、次のように対応します。腑会は中脘臓会は章門気会は膻中血会は膈兪筋会は陽陵泉脈会は太淵骨会は大杼髄会は懸鐘です。

瘀血に対しては血会である膈兪を用います。膈兪は、上背部、第7胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分にあり、血の病(貧血、出血、瘀血)に広く用いられる要穴です。したがって正答は2です。取穴に際しては、背部であるため深刺による気胸に注意し、斜刺や浅い刺入とするなどの配慮が必要です。

他の選択肢を確認します。大杼は骨会で骨の病に、陽陵泉は筋会で筋の病(けいれん、拘縮)に、**懸鐘(絶骨)**は髄会で髄や骨、下肢の病に用いられます。

選択肢の確認

1.大杼
誤り。骨会であり、骨の病に用います。

2.膈兪
正しい。血会であり、瘀血による月経痛に適します。

3.陽陵泉
誤り。筋会であり、筋の病に用います。

4.懸鐘
誤り。髄会であり、髄の病に用います。

覚えるポイント

  • 八会穴=腑会は中脘、臓会は章門、気会は膻中、血会は膈兪、筋会は陽陵泉、脈会は太淵、骨会は大杼、髄会は懸鐘
  • 刺痛と血塊は瘀血のサイン。血の病には膈兪
  • 背部の取穴では深刺による気胸に注意する。
27PM11027PM112
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