27PM89|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
気について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
気の分類とそれぞれの働きを問う問題です。原気、宗気、営気、衛気の4つを、どこに集まり、何をするかで整理します。
解説
**原気(元気)**は、**腎(先天の精)**に由来し、臍下丹田に集まって三焦を通じて全身をめぐります。生命活動の原動力であり、臓腑や経絡の働きを推し動かし、成長と発育を促します。
宗気は、肺が取り込んだ清気と、脾胃が運化した水穀の精微から生成され、**胸中(膻中)**に集まります。働きは、呼吸を推動することと、心脈を通じて気血をめぐらせることです。したがって「宗気は臍下丹田に集まる」は誤りで、宗気は胸中です。また「営気が呼吸を推動する」も誤りで、呼吸を推動するのは宗気です。
営気は、水穀の精微から生じ、脈中を血とともにめぐって全身を栄養します。血を化生する働きは営気と関わりが深く、原気が津液を血に変えるわけではありません。
衛気は、水穀の精微の中でも**慓悍(すばやく激しい性質)**の気で、脈外をめぐります。働きは3つで、体表を防御して外邪の侵入を防ぐ(防御)、臓腑や肌肉、皮毛を温める(温煦)、腠理(汗孔)の開閉を調節して発汗を制御することです。設問の「衛気は臓腑を温める」はこの温煦作用に当たり、正答となります。
選択肢の確認
1.宗気は臍下丹田に集まる。
誤り。宗気は胸中(膻中)に集まります。臍下丹田は原気です。
2.原気は津液を血に変化させる。
誤り。原気は生命活動の原動力であり、血の化生は営気などの働きです。
3.衛気は臓腑を温める。
正しい。衛気の温煦作用です。
4.営気は呼吸を推動する。
誤り。呼吸を推動するのは宗気です。
覚えるポイント
- 原気=腎由来、臍下丹田、三焦を通じて全身へ、生命活動の原動力。
- 宗気=胸中(膻中)、呼吸の推動と気血の運行。
- 営気=脈中をめぐり栄養、衛気=脈外をめぐり防御・温煦・腠理の開閉。