27PM88第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)

パーキンソン病の歩行障害に対する訓練で最も有効なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

パーキンソン病の歩行障害への訓練を選ぶ問題です。外からのリズムや目印(手がかり)を使うという原則を知っているかが要点です。

解説

パーキンソン病では、すくみ足、小刻み歩行、突進歩行、腕振りの減少、方向転換の困難といった歩行障害が生じます。これは大脳基底核による内部からの運動の開始とリズム生成が障害されるためです。

一方で、**外部からの手がかり(外的キュー)が与えられると、運動が開始しやすくなり、歩幅とリズムが改善することが知られています。これをキューイング(手がかり刺激)**といいます。

聴覚的キューの代表がメトロノームによるリズム歩行訓練で、一定のリズムに合わせて足を出すことで、すくみ足が軽減し歩行速度と歩幅が改善します。号令や音楽も同様に用いられます。視覚的キューとしては、床に等間隔の横線を引く、目印をまたぐように歩く、といった方法があります。よって正答は4です。

つぎ足歩行訓練は、一直線上にかかととつま先をつけて歩く方法で、小脳性運動失調の評価などに用いられますが、支持基底面が狭くなり、姿勢反射障害のあるパーキンソン病患者では転倒の危険が高まります。

松葉杖は下肢の免荷や骨折後などに用いるもので、パーキンソン病の歩行障害の主目的には合いません。両長下肢装具は対麻痺など下肢の随意運動が失われた場合に用いるもので、筋力自体は保たれているパーキンソン病には適しません。

選択肢の確認

1.つぎ足歩行訓練
誤り。支持基底面が狭く、姿勢反射障害のある患者では転倒リスクが高まります。

2.松葉杖を用いた歩行訓練
誤り。免荷を目的とする方法で、本疾患の歩行障害には合いません。

3.両長下肢装具を用いた歩行訓練
誤り。下肢の随意運動が失われた対麻痺などに用います。

4.メトロノームによるリズム歩行訓練
正しい。外的な聴覚キューによりすくみ足と歩幅が改善します。

覚えるポイント

  • パーキンソン病の歩行=すくみ足、小刻み歩行、突進歩行、方向転換困難
  • **外的キュー(聴覚・視覚)**が有効。メトロノーム、号令、床の横線。
  • 姿勢反射障害があり転倒しやすいため、狭い支持基底面の訓練は避ける。
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