27PM91|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
「関節がだるく痛み、頭が重くなる。」の症状を引き起こす病邪の特徴はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
六淫(外邪)の性質を問う問題です。関節のだるさと頭の重さという症状から、どの邪かを見抜きます。
解説
設問の「関節がだるく痛み、頭が重くなる」は、湿邪による症状の典型です。湿邪の性質は次のように整理されます。
重濁性は、症状が重く、濁る性質です。頭が重い(頭重)、身体が重だるい、四肢が重い、関節の重痛といった症状を起こし、分泌物や排泄物が濁ります。
粘滞性は、症状が粘り、停滞して長引く性質です。分泌物が粘稠になり、病が慢性化して治りにくく、繰り返しやすくなります。選択肢の中で湿邪の性質に当たるのはこれであり、正答となります。
そのほか、湿邪は陰邪であり陽気を損ないやすいこと、下注性があり下半身に症状が出やすいこと、**脾を損ないやすい(湿は脾を困らせる)**ことが特徴です。
一方、昇散性は風邪や火邪(熱邪)の性質で、症状が上部や体表に現れやすく、気や津液を発散させます。開泄性は風邪の性質で、腠理を開いて汗を出させ、悪風や自汗を生じます。収引性は寒邪の性質で、経脈や筋肉を収縮させて**攣急、冷え、強い痛み(温めると軽減)**を起こします。
選択肢の確認
1.粘滞性
正しい。湿邪の性質で、症状が停滞し慢性化しやすくなります。
2.昇散性
誤り。風邪や火邪の性質です。
3.開泄性
誤り。風邪の性質で、腠理を開いて発汗させます。
4.収引性
誤り。寒邪の性質で、収縮による攣急と冷えを起こします。
覚えるポイント
- 湿邪=重濁性、粘滞性、下注性、陰邪、脾を損なう。頭重、身体の重だるさ、関節の重痛。
- 風邪=開泄性、遊走性、昇散性、百病の長。
- 寒邪=収引性、凝滞性(強い痛み)、陰邪。暑邪=炎熱、昇散、湿を挟みやすい。