28PM126|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の患側の徒手検査所見で、みられる可能性が最も高いのはどれか。「60歳の男性。2か月前から右頸肩上肢に痛みがある。近医にて頸椎症によるC6神経根障害と言われた。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
頸神経根障害の高位診断を問う問題です。
C6神経根が障害されたとき、どの反射と知覚領域に異常が出るかを対応させます。
解説
頸部の神経根と反射の対応は次のとおりです。C5とC6が上腕二頭筋反射、C6が腕橈骨筋反射、C7が上腕三頭筋反射です。
したがってC6神経根障害では、腕橈骨筋反射の減弱がみられます。あわせて、C6の知覚領域である母指から前腕橈側にかけてのしびれや感覚低下、手関節背屈の筋力低下がみられます。
中指の触覚はC7領域であり、C6障害では説明できません。
ホフマン反射は上位運動ニューロン障害を示す病的反射で、神経根症ではなく脊髄症(頸髄症)で陽性となります。神経根障害では反射は減弱する方向です。
モーレイテストは鎖骨上窩の腕神経叢を圧迫して症状を誘発する検査で、胸郭出口症候群の評価に用います。
選択肢の確認
1.モーレイテスト陽性
誤り。胸郭出口症候群を評価する検査です。
2.腕橈骨筋反射減弱
正しい。C6神経根障害でみられる所見です。
3.ホフマン反射陽性
誤り。錐体路障害を示す病的反射で、脊髄症で問題となります。
4.中指の触覚鈍麻
誤り。中指はC7の領域です。
覚えるポイント
- 反射の高位=C5・C6は上腕二頭筋、C6は腕橈骨筋、C7は上腕三頭筋。
- 知覚領域=C6は母指側、C7は中指、C8は小指側。
- 神経根症は腱反射減弱、脊髄症は腱反射亢進と病的反射陽性。
- 誘発検査はスパーリングテストとジャクソンテスト。