29AM31|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
聴覚について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
聴覚の受容と伝導路を問う問題です。
音が受容される場所と、視覚との中継核の違いを区別します。
解説
音は外耳道を通って鼓膜を振動させ、その振動が耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)によって内耳へ伝えられます。アブミ骨底が前庭窓を振動させると、内耳のリンパに波が生じ、蝸牛管の中にある**コルチ器(ラセン器)**の有毛細胞が刺激されて聴覚が生じます。したがってコルチ器官で受容されるという記述が正しくなります。
耳小骨は音を鼓膜へ伝えるのではなく、鼓膜の振動を内耳へ伝えます。方向が逆です。
音の高さ(周波数)は、蝸牛のどの部位が振動するかで区別されます。高い周波数の音は基底部、低い周波数の音は頂部で受容されます。高い周波数の音は高く聞こえるのであり、低く聞こえるわけではありません。
聴覚の伝導路は、蝸牛神経から蝸牛神経核、上オリーブ核、下丘を経て、間脳の内側膝状体で中継され、側頭葉の聴覚野に至ります。外側膝状体を経由するのは視覚です。
選択肢の確認
1.高い周波数の声ほど低く聞こえる。
誤り。周波数が高いほど高い音として聞こえます。
2.耳小骨は音を鼓膜へ伝える。
誤り。鼓膜の振動を内耳へ伝えます。
3.コルチ器官で受容される。
正しい。蝸牛管の中のコルチ器(ラセン器)の有毛細胞が音を受容します。
4.聴覚情報は外側膝状体を経由する。
誤り。聴覚は内側膝状体、視覚が外側膝状体を経由します。
覚えるポイント
- 音の伝導=鼓膜→耳小骨→前庭窓→内耳のリンパ→コルチ器。
- 中継核=聴覚は内側膝状体、視覚は外側膝状体。
- 蝸牛の基底部は高音、頂部は低音を受容する。
- 伝音難聴は外耳・中耳の障害、感音難聴は内耳・神経の障害。