29AM8|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
生体に照射してもイオン化しない放射線はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
電離放射線と非電離放射線を区別する問題です。
物質を電離させる(イオン化する)エネルギーをもつかどうかが分かれ目です。
解説
電離放射線は、原子から電子をはじき出して電離を起こすだけの高いエネルギーをもつ放射線です。エックス線、ガンマ線、アルファ線、ベータ線、陽子線、中性子線が該当します。DNAを損傷し、確定的影響(脱毛、皮膚障害、不妊など)や確率的影響(発癌、遺伝的影響)を生じます。
これに対し、非電離放射線は電離を起こすだけのエネルギーをもたないもので、紫外線(大部分)、可視光線、赤外線、マイクロ波、電波が該当します。主な作用は熱作用や光化学作用です。
赤外線は熱作用が主体で、熱中症、熱性白内障、皮膚の紅斑などの原因になりますが、電離は起こしません。したがって赤外線が正答です。
選択肢の確認
1.陽子線
誤り。電離放射線であり、がん治療にも用いられます。
2.中性子線
誤り。電離放射線です。
3.赤外線
正しい。非電離放射線であり、主な作用は熱作用です。
4.エックス線
誤り。代表的な電離放射線です。
覚えるポイント
- 電離放射線=エックス線、ガンマ線、アルファ線、ベータ線、陽子線、中性子線。
- 非電離放射線=赤外線、可視光線、紫外線、マイクロ波、電波。
- 電離放射線の影響=確定的影響(しきい値あり)と確率的影響(しきい値なし)。
- 赤外線は熱性白内障、紫外線は電気性眼炎や皮膚癌の原因となる。