29AM90|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」薬物治療にて症状は改善した。今後食事で特に摂取すべきものはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
鉄欠乏性貧血に対する食事指導を問う問題です。
45歳女性、小球性低色素性貧血という所見から鉄欠乏性貧血と判断し、鉄を効率よく補える食品を選びます。
解説
食品中の鉄には、動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄は吸収率が高く、非ヘム鉄は吸収率が低いという違いがあります。
赤身の肉類(牛肉の赤身、レバーなど)はヘム鉄を豊富に含み、吸収効率がよいため、鉄欠乏性貧血の食事指導で第一に勧められます。
豆腐や緑黄色野菜にも鉄は含まれますが、いずれも吸収率の低い非ヘム鉄です。ただし、緑黄色野菜に含まれるビタミンCは非ヘム鉄の吸収を助けるため、組み合わせて摂ることには意味があります。
海藻にはヨウ素やミネラルが含まれますが、鉄の補給源として第一に勧められるものではありません。
なお、緑茶やコーヒーに含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げるため、食事の前後は控えるよう指導します。
選択肢の確認
1.赤身の肉類
正しい。吸収率の高いヘム鉄を豊富に含み、鉄の補給に最も適します。
2.豆腐
誤り。鉄を含みますが非ヘム鉄であり、吸収率は劣ります。
3.緑黄色野菜
誤り。非ヘム鉄ですが、ビタミンCが鉄の吸収を助ける点では補助的に有用です。
4.海藻
誤り。鉄の補給源として第一に勧められるものではありません。
覚えるポイント
- ヘム鉄=動物性食品(赤身肉、レバー、魚)、吸収率が高い。
- 非ヘム鉄=植物性食品(豆類、野菜)、吸収率が低い。
- ビタミンCは非ヘム鉄の吸収を促進、タンニンは阻害する。
- 治療の基本は原因(出血源)の検索と鉄剤の投与である。