29AM89第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」症状発現の基礎疾患となるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

貧血の型から原因疾患を推定する問題です。

45歳女性、易疲労感、動悸、息切れ、体重減少、ヘモグロビン低値、平均赤血球容積(MCV)低値という所見を統合します。

解説

平均赤血球容積(MCV)が低いことは、赤血球が小さい小球性貧血であることを示します。ヘモグロビンも低いことから、小球性低色素性貧血、すなわち鉄欠乏性貧血が最も考えられます。

45歳の女性で鉄欠乏性貧血をきたす基礎疾患として最も多いのが、過多月経を伴う子宮筋腫です。月経のたびに鉄が失われることで、慢性的な鉄欠乏に陥ります。女性の鉄欠乏性貧血では、まず婦人科的な出血源を考えるのが基本です。

心臓弁膜症では貧血ではなく心不全症状が問題となります。甲状腺機能亢進症では動悸や体重減少はみられますが、小球性貧血の説明にはなりません。気管支喘息は貧血の原因ではありません。

なお、閉経後の女性や成人男性の鉄欠乏性貧血では、消化管出血(胃癌、大腸癌、消化性潰瘍)の検索が重要です。

選択肢の確認

1.心臓弁膜症
誤り。心不全症状が主体で、小球性貧血の原因ではありません。

2.子宮筋腫
正しい。過多月経による慢性的な鉄の喪失で鉄欠乏性貧血をきたします。

3.甲状腺機能亢進症
誤り。動悸や体重減少は説明できますが、小球性貧血の原因ではありません。

4.気管支喘息
誤り。貧血の原因となる疾患ではありません。

覚えるポイント

  • MCV低値=小球性貧血、代表は鉄欠乏性貧血
  • 若年〜中年女性の鉄欠乏性貧血=**過多月経(子宮筋腫など)**をまず考える。
  • 男性や閉経後の女性では消化管出血の検索が必要。
  • 症状=易疲労、動悸、息切れ、スプーン状爪、舌炎、異食症。
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