29PM106|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
腰殿部外側と大腿外側の脹痛に対して、侠渓を取穴した治療の法則はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**取穴法(選穴の考え方)**を分類する問題です。
痛む場所と、取った経穴の位置関係、そして両者が同じ経脈上にあるかどうかで判断します。
解説
腰殿部の外側と大腿の外側は、足の少陽胆経の走行部位です。
侠渓は同じ胆経の経穴で、第4・第5足指間にあります。すなわち、症状のある部位から離れた、同じ経脈上の遠隔部の経穴を用いたことになります。
このように、症状のある経脈に沿って遠隔部の経穴を選ぶ方法を循経取穴といいます。「経に循って穴を取る」という意味で、経絡の流れを利用した基本的な選穴法です。
局所取穴は、症状のある部位そのものやその近くに取穴する方法で、この症例では腰殿部や大腿外側に取ることにあたります。
分刺は刺法(筋肉と筋肉の間に刺す方法)の名称であり、取穴の法則ではありません。
難経六十九難の取穴は、虚証に対して自経と母経の母穴を補う本治法であり、この症例のような経脈上の遠隔取穴とは考え方が異なります。
選択肢の確認
1.局所取穴
誤り。症状のある部位やその近傍に取穴する方法です。
2.循経取穴
正しい。症状のある経脈に沿って遠隔部の経穴を選ぶ方法です。
3.分刺による取穴
誤り。分刺は刺法の名称であり、取穴の法則ではありません。
4.難経六十九難の取穴
誤り。虚証に対する母穴の補法であり、この症例の考え方とは異なります。
覚えるポイント
- 循経取穴=症状のある経脈上の遠隔部から選穴する。
- 局所取穴=患部やその近傍から選穴する。
- 侠渓=胆経の滎水穴、第4・第5足指間。
- 体側部と下肢外側は胆経の走行部位。