29PM99|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
次の文で示す症状を引き起こす六淫の性質に含まれるのはどれか。「梅雨の時期から体が重く下肢がむくみ、下痢をするようになった。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
六淫の性質を問う問題です。
梅雨の時期、体が重い、下肢のむくみ、下痢という手がかりから邪を特定し、その性質を選びます。
解説
梅雨の時期に、体が重だるく、下肢がむくみ、下痢をするという経過は、湿邪によるものと考えられます。
湿邪の性質には次のようなものがあります。重濁性(体が重い、頭が重い、分泌物が濁る)、粘滞性(症状が粘つき、経過が長引き治りにくい)、趨下性(下注性)(下半身に症状が出やすく、むくみや下痢を生じる)、そして陰邪として陽気を損なう性質です。選択肢のうち湿邪の性質に含まれるのは粘滞性です。
遊走性は風邪の性質で、症状の場所が移り変わります。
昇散性は風邪や火邪の性質で、上部や体表に症状が現れやすくなります。
収引性は寒邪の性質で、気血や筋脈を縮こまらせ、痛みや拘急を生じます。
選択肢の確認
1.遊走性
誤り。風邪の性質で、症状の部位が移動します。
2.昇散性
誤り。風邪や火邪の性質で、上部に症状が現れやすくなります。
3.粘滞性
正しい。湿邪の性質であり、症状が粘つき経過が長引きます。
4.収引性
誤り。寒邪の性質で、収縮と拘急を生じます。
覚えるポイント
- 湿邪=重濁性、粘滞性、趨下性、陰邪。脾を困らせる。
- 風邪=遊走性、昇散性、百病の長、陽邪。
- 寒邪=収引性、凝滞性、陰邪、疼痛を生じる。
- 暑邪・火邪=炎上性、津液を消耗、心神を乱す。