31AM27|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
脂質について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
脂質の種類と役割を問う問題です。
コレステロールの用途、リン脂質の役割、中性脂肪の構造を確認します。
解説
コレステロールは、細胞膜の構成成分であるとともに、ステロイドホルモンの前駆物質です。副腎皮質でつくられるコルチゾールやアルドステロン、性腺でつくられるエストロゲン、プロゲステロン、テストステロンは、いずれもコレステロールから合成されます。また、胆汁酸や活性型ビタミンDの材料にもなります。したがってこの記述が正しくなります。
リン脂質は、親水性の頭部と疎水性の尾部をもち、**細胞膜(脂質二重層)**の主要な構成成分です。ヘモグロビンはヘムとグロビンからなる蛋白質であり、リン脂質はその構成成分ではありません。
中性脂肪(トリグリセライド)は、1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合したものです。2分子ではありません。
脂肪酸は炭化水素鎖をもつため**脂溶性(疎水性)**であり、水にはほとんど溶けません。そのため血中ではアルブミンと結合したり、リポ蛋白の形で運ばれたりします。
選択肢の確認
1.コレステロールはコルチゾールの前駆物質である。
正しい。ステロイドホルモンはコレステロールから合成されます。
2.リン脂質はヘモグロビンの構成成分である。
誤り。リン脂質は細胞膜の主要な構成成分です。
3.中性脂肪は1分子のグリセロールと2分子の脂肪酸からなる。
誤り。3分子の脂肪酸が結合します。
4.脂肪酸の多くは水溶性物質である。
誤り。脂肪酸は脂溶性です。
覚えるポイント
- コレステロール=細胞膜、ステロイドホルモン、胆汁酸、活性型ビタミンDの材料。
- リン脂質=細胞膜(脂質二重層)の主成分。
- 中性脂肪=グリセロール1分子+脂肪酸3分子。
- 脂質は水に溶けないため、リポ蛋白(カイロミクロン、VLDL、LDL、HDL)として運ばれる。