31AM28第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)

糸球体ろ過量を増加させるのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

糸球体ろ過を左右する要因を問う問題です。

ろ過を押し出す力と、押し戻す力に分けて考えます。

解説

糸球体でのろ過は、次の三つの圧のバランスで決まります。ろ過を進めるのが糸球体の毛細血管血圧、ろ過を妨げるのが血漿の膠質浸透圧ボーマン嚢内圧です。

したがって、糸球体血圧が上昇すれば、ろ過を押し出す力が強まり、糸球体ろ過量は増加します。これが正答です。

腎血流量が低下すると、糸球体に届く血液が減り、糸球体血圧も下がるため、ろ過量は減少します。出血やショックで腎前性の腎不全が起こるのはこのためです。

血中アルブミン濃度が上昇すると、血漿の膠質浸透圧が高まってろ過を押し戻す力が増すため、ろ過量は減少します。

尿管内圧が上昇すると、その圧がボーマン嚢へ伝わって嚢内圧が高まり、ろ過を妨げるため、ろ過量は減少します。尿路の閉塞で腎後性の腎不全が起こるのはこの機序です。

選択肢の確認

1.腎血流量の低下
誤り。糸球体血圧が下がり、ろ過量は減少します。

2.血中アルブミン濃度の上昇
誤り。膠質浸透圧が高まり、ろ過量は減少します。

3.糸球体血圧の上昇
正しい。ろ過を進める力が増し、ろ過量は増加します。

4.尿管内圧の上昇
誤り。ボーマン嚢内圧が高まり、ろ過量は減少します。

覚えるポイント

  • ろ過を進める=糸球体血圧。ろ過を妨げる=血漿膠質浸透圧、ボーマン嚢内圧。
  • 腎前性腎不全=腎血流の低下(出血、脱水、ショック)。
  • 腎後性腎不全=尿路の閉塞(結石、前立腺肥大、腫瘍)。
  • 糸球体ろ過量(GFR)は腎機能の代表的な指標。
31AM2731AM29
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)