31AM29|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
膝蓋腱反射について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
**膝蓋腱反射(伸張反射)**の仕組みを問う問題です。
受容器、求心路、中枢、シナプスの数を確認します。
解説
膝蓋腱反射は、膝蓋腱を叩いて大腿四頭筋が急に引き伸ばされることで起こる伸張反射です。
受容器は筋の中にある筋紡錘であり、腱受容器(ゴルジ腱器官)ではありません。腱受容器は筋の張力を感知し、Ib群線維を介して同名筋を抑制する働きをもちます。
求心路は筋紡錘からのIa群線維であり、II群線維ではありません。Ia群線維は太い有髄線維で伝導速度が速いという特徴があります。
中枢は脊髄にあり、Ia群線維は脊髄前角のα運動ニューロンと直接シナプスを形成します。すなわち脊髄反射であり、これが正答です。
シナプスは一つだけであるため、単シナプス反射です。多シナプス反射ではありません。単シナプスであるがゆえに、潜時が非常に短いことも特徴です。
腱反射の亢進は上位運動ニューロン障害、減弱や消失は下位運動ニューロン障害や末梢神経障害を示唆します。
選択肢の確認
1.受容器は腱受容器である。
誤り。受容器は筋紡錘です。
2.求心路はⅡ群線維である。
誤り。求心路はIa群線維です。
3.脊髄反射である。
正しい。脊髄で完結する反射です。
4.多シナプス反射である。
誤り。単シナプス反射です。
覚えるポイント
- 伸張反射(腱反射)=受容器は筋紡錘、求心路はIa群線維、単シナプス、脊髄反射。
- 腱受容器(ゴルジ腱器官)=張力を感知、Ib群線維、同名筋を抑制。
- 腱反射亢進=上位運動ニューロン障害、減弱・消失=下位運動ニューロン障害。
- 膝蓋腱反射はL2からL4(主にL4)の高さを反映する。