31PM148|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
膀胱湿熱でみられるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
膀胱湿熱でみられる排尿の異常を問う問題です。
湿熱が膀胱にこもると、尿の出方がどうなるかを考えます。
解説
膀胱湿熱では、湿熱が膀胱に停滞して気化(尿を排出する働き)が妨げられます。その結果、尿が出にくくなり、量が減り、ひどければ出なくなります。この状態を癃閉といいます(排尿が渋り量が少ないものを癃、まったく出ないものを閉といいます)。したがってこれが正答です。あわせて、排尿時の灼熱感と痛み、頻尿、残尿感、濃く混濁した黄色い尿、舌質紅と黄膩苔、脈滑数がみられます。
遺尿(無意識に尿が漏れる、夜尿)は、腎気不固や膀胱の固摂の失調によるもので、虚証の所見です。
余瀝(排尿後に尿がぽたぽた滴る)も、腎気の不足による虚証の所見です。
小便自利は、尿の出方が正常であることを指す言葉で、病的な所見ではありません。むしろ膀胱に異常がないことを示す記述として用いられます。
このように、膀胱の病証では実証(湿熱)と虚証(腎気不固)で症状の方向が逆になる点を押さえます。
選択肢の確認
1.遺 尿
誤り。腎気不固など虚証でみられる所見です。
2.癃 閉
正しい。湿熱により気化が妨げられ、排尿が渋り量が減ります。
3.余 瀝
誤り。腎気の不足による虚証の所見です。
4.小便自利
誤り。尿の出方が正常であることを指します。
覚えるポイント
- 膀胱湿熱=排尿時痛と灼熱感、頻尿、残尿感、癃閉、濃く混濁した尿、舌紅黄膩苔、脈滑数。
- 癃閉=排尿が渋る(癃)、まったく出ない(閉)。
- 遺尿・余瀝・夜間頻尿=腎気不固(虚証)。
- 尿の色=短赤は熱、清長は寒。