31PM149|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
次の文で示す病証を八脈交会穴を用いて治療する場合、取穴部位として正しいのはどれか。「帯下があり、腹部の皮膚のかゆみ、下腿前側のひきつりがみられる。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
八脈交会穴を用いる問題です。
症状から用いる穴を判断し、その部位を選びます。
解説
八脈交会穴は、公孫(衝脈)と内関(陰維脈)、後渓(督脈)と申脈(陽蹻脈)、足臨泣(帯脈)と外関(陽維脈)、**列欠(任脈)と照海(陰蹻脈)**の四組で用いられます。
照海は足の少陰腎経の経穴で、足内側、内果尖の下方1寸の陥凹部に取ります。陰蹻脈に通じる八脈交会穴であり、婦人科の症状(帯下、月経の異常)、下肢内側の症状、咽喉の症状、不眠などに用いられます。この症例の帯下や下腿前側のひきつり、腹部の症状に対して用いる穴として選ばれ、これが正答です。
他の選択肢を経穴名に直します。
「足背、第4・第5中足骨底接合部の遠位」は足臨泣で、帯脈に通じる八脈交会穴です。
「足外側、外果尖の直下」は申脈で、陽蹻脈に通じる八脈交会穴です。
「足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部」は公孫で、衝脈に通じる八脈交会穴です。
選択肢の確認
1.足背、第 4 ・第 5 中足骨底接合部の遠位
誤り。足臨泣であり、帯脈に通じる穴です。
2.足外側、外果尖の直下
誤り。申脈であり、陽蹻脈に通じる穴です。
3.足内側、内果尖の下方 1 寸
正しい。照海であり、陰蹻脈に通じる八脈交会穴です。
4.足内側、第 1 中足骨底内側の遠位陥凹部
誤り。公孫であり、衝脈に通じる穴です。
覚えるポイント
- 八脈交会穴=公孫と内関、後渓と申脈、足臨泣と外関、列欠と照海。
- 照海=腎経、内果尖の下1寸、陰蹻脈に通ずる。
- 申脈=膀胱経、外果尖の直下、陽蹻脈に通ずる。照海と対にして覚える。
- 公孫=第1中足骨底の前下方、足臨泣=第4・第5中足骨底接合部の遠位。