32PM102|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学概論四診・弁証・治法望診・六経・気秘・裏虚証・風寒表証・消法
次の文で示す三陰三陽病証はどれか。「全身の冷え、悪寒、下痢、嗜眠を呈し、抵抗力が弱く、身体が衰弱している状態。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、三陰三陽病証のうち、衰弱と冷えが強い病証を選びます。
全身の冷え、悪寒、下痢、嗜眠、抵抗力低下、衰弱は少陰病を考える重要所見です。
解説
少陰病は、病が深く進み、陽気が衰えて身体が冷え、生命力や抵抗力が低下した状態として理解します。寒化すれば、悪寒、四肢の冷え、下痢、嗜眠、脈微細などがみられます。
太陰病でも下痢や腹部症状はみられますが、設問では全身の冷え、嗜眠、抵抗力低下、身体の衰弱が強く示されており、少陰病が最も適切です。
少陽病は半表半裏で寒熱往来、胸脇苦満などが中心です。厥陰病は寒熱錯雑や四肢厥冷など複雑な病態として整理します。
ひっかけポイント
冷えと下痢だけなら太陰病も考えますが、嗜眠と衰弱が強い場合は少陰病を優先します。
選択肢の確認
1.少陽病
誤り。
少陽病では寒熱往来、胸脇苦満、口苦、咽乾、目眩などが特徴です。本症例の全身冷え、嗜眠、衰弱とは合いません。
2.太陰病
誤り。
太陰病では腹満、下痢、食欲不振などがみられますが、強い衰弱や嗜眠、全身冷えを中心とする本症例では少陰病がより適切です。
3.少陰病
正しい。
少陰病では陽気が衰え、全身の冷え、悪寒、下痢、嗜眠、抵抗力低下、衰弱がみられます。設問に一致します。
4.厥陰病
誤り。
厥陰病は寒熱錯雑、上熱下寒、四肢厥冷などが特徴です。設問の病態としては少陰病が最も適切です。
覚えるポイント
- 少陰病では冷え、下痢、嗜眠、衰弱が重要です。
- 少陽病は寒熱往来と胸脇苦満です。
- 太陰病は腹満、下痢、食欲不振です。
- 厥陰病は寒熱錯雑として整理します。