32PM169|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
はり理論鍼刺激と神経生理一次痛・痛覚伝導・発汗・NO
鍼刺激による発汗に関与し、エクリン腺に分布する受容体で最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、発汗に関わるエクリン腺の受容体を選びます。
汗腺は交感神経支配ですが、エクリン腺では例外的にアセチルコリンが作用し、ムスカリン受容体が関与します。
解説
自律神経では、交感神経節後線維の多くはノルアドレナリンを放出します。しかし、汗腺を支配する交感神経節後線維では、アセチルコリンが放出されます。
エクリン腺では、このアセチルコリンがムスカリン受容体に作用して発汗が起こります。
ニコチン受容体は自律神経節や神経筋接合部などに関与します。α受容体やβ受容体はアドレナリン作動性受容体であり、エクリン腺の発汗に最も適切な受容体ではありません。
ひっかけポイント
汗腺は交感神経支配ですが、伝達物質はアセチルコリン、受容体はムスカリン受容体と覚えます。
選択肢の確認
1.a受容体
誤り。
α受容体は血管収縮などに関係します。エクリン腺の発汗に最も関与する受容体ではありません。
2.b受容体
誤り。
β受容体は心拍数増加や気管支拡張などに関係します。エクリン腺の発汗に最も適切ではありません。
3.ニコチン受容体
誤り。
ニコチン受容体は自律神経節や神経筋接合部にあります。エクリン腺で発汗を起こす主な受容体ではありません。
4.ムスカリン受容体
正しい。
エクリン腺では、交感神経節後線維から放出されたアセチルコリンがムスカリン受容体に作用し、発汗を起こします。
覚えるポイント
- エクリン腺は発汗に関与します。
- 汗腺は交感神経支配ですが、アセチルコリンが作用します。
- ムスカリン受容体が発汗に関与します。
- 交感神経でも汗腺は例外として覚えます。