32PM91|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学概論未病・神・奇恒の腑未病・狭義の神・女子胞
未病の概念について適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、東洋医学における未病の考え方が問われています。
未病とは、完全な健康でも明らかな疾病でもない、健康から疾病へ向かう途中の状態を含む概念です。
解説
未病は「まだ病気として明確に現れていないが、すでに体調の乱れや病気へ向かう兆しがある状態」と考えます。
東洋医学では、健康と疾病をはっきり分けるのではなく、連続した変化としてとらえます。そのため、症状が軽いうち、または検査で異常が出る前から、体質や生活習慣、気血津液、臓腑の偏りを整えることが重視されます。
「人体と自然は相応している」「心と体は一体である」「人体は有機体として機能する」も東洋医学の重要な考え方ですが、未病の概念そのものとして最も適切なのは、健康と疾病が連続しているという考え方です。
ひっかけポイント
未病は「病気ではない」という意味だけではありません。健康から疾病へ移行する連続性を重視します。
選択肢の確認
1.人体と自然は相応している。
誤り。
これは天人相応の考え方です。季節、気候、自然環境と人体が関係するという東洋医学の基本思想ですが、未病の概念としては最も適切ではありません。
2.心と体は一体である。
誤り。
これは心身一如の考え方です。精神状態と身体状態が互いに影響することを示しますが、未病の定義としては不十分です。
3.人体は有機体として機能する。
誤り。
これは人体を部分の集まりではなく、全体として調和するものとみる考え方です。未病の概念を直接表すものではありません。
4.健康と疾病は連続している。
正しい。
未病は、健康と疾病を連続したものとしてとらえる考え方です。病気になる前の段階から体の乱れを整えることが重要です。
覚えるポイント
- 未病は健康と疾病の中間・移行段階を含む概念です。
- 健康と疾病は連続していると考えます。
- 未病では早期対応、予防、体質改善が重視されます。
- 天人相応、心身一如、全体観とは区別して覚えます。