33AM36|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
病理学循環障害・血液凝固DIC・浮腫
浮腫の原因となるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、浮腫が起こる基本機序が問われています。
浮腫は、血管内から組織へ水分が移動しすぎる、または組織液が回収されにくいときに起こります。
解説
浮腫の主な原因には、毛細血管内圧の上昇、血漿膠質浸透圧の低下、毛細血管透過性の亢進、リンパ還流障害などがあります。
リンパ還流量の低下が起こると、組織液をリンパ系へ戻せなくなり、間質に水分がたまって浮腫が生じます。腫瘍、リンパ節郭清後、リンパ管閉塞などでみられます。
血漿膠質浸透圧の上昇、毛細血管内圧の低下、毛細血管透過性の低下は、いずれも組織への水分移動を減らす方向に働くため、浮腫の原因としては不適切です。
ひっかけポイント
浮腫は「血管から出やすい」「血管へ戻りにくい」「リンパで回収できない」と起こります。
選択肢の確認
1.血漿膠質浸透圧の上昇
誤り。
血漿膠質浸透圧が上昇すると、血管内に水分を引き戻す力が強くなります。浮腫は起こりにくくなります。
2.リンパ還流量の低下
正しい。
リンパ還流量が低下すると、組織液を回収できず、間質に水分が貯留して浮腫が起こります。
3.毛細血管内圧の低下
誤り。
毛細血管内圧が低下すると、血管外へ水分が押し出されにくくなります。浮腫の原因としては毛細血管内圧の上昇が重要です。
4.毛細血管透過性の低下
誤り。
毛細血管透過性が低下すると、水分や蛋白が血管外へ漏れにくくなります。浮腫の原因としては透過性亢進が重要です。
覚えるポイント
- 浮腫の原因は、毛細血管内圧上昇、膠質浸透圧低下、透過性亢進、リンパ還流障害です。
- リンパ還流量の低下は浮腫の原因になります。
- 低アルブミン血症では血漿膠質浸透圧が低下します。
- 炎症では毛細血管透過性が亢進します。