33AM72第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

リハビリテーション医学脊髄損傷・心臓・嚥下自律神経過反射・心臓リハ・摂食嚥下

脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、脊髄損傷後に起こる自律神経過反射の誘因と対応が問われています。

自律神経過反射は、主に高位脊髄損傷で起こり、膀胱や直腸の刺激が誘因になります。

解説

自律神経過反射は、脊髄損傷患者で、損傷レベル以下からの刺激により交感神経反射が過剰に起こる状態です。急激な血圧上昇、頭痛、発汗、顔面紅潮、徐脈などがみられることがあります。

代表的な誘因は、膀胱充満、尿路感染、便秘、宿便、褥瘡、皮膚刺激などです。したがって、難治性便秘は誘因になります。

対応では、まず患者を座位にして血圧を下げやすくし、尿閉や便秘などの誘因を取り除くことが重要です。降圧薬は必要に応じて用いられますが、最初から薬だけで対応するのは不適切です。

重症では脳内出血などの重大合併症を起こすことがあります。

安全管理上のポイント
自律神経過反射は緊急対応が必要な状態です。血圧上昇を確認し、膀胱・直腸・皮膚刺激などの誘因をすばやく探します。

選択肢の確認

1.血圧上昇にはまず降圧薬を投与する。
誤り。
まず座位にし、膀胱充満や便秘などの誘因を確認して除去します。降圧薬は必要に応じて使用されますが、最初の対応として一律ではありません。

2.腰髄損傷患者にみられる。
誤り。
自律神経過反射は一般に胸髄高位以上、特にT6以上の脊髄損傷で問題になります。腰髄損傷で代表的にみられるものではありません。

3.脳内出血を合併することはない。
誤り。
急激な高血圧により、重症例では脳内出血などの重大合併症を起こすことがあります。

4.難治性便秘が誘因となる。
正しい。
便秘や宿便による直腸刺激は自律神経過反射の代表的誘因です。膀胱充満と並んで重要です。

覚えるポイント

  • 自律神経過反射は高位脊髄損傷で起こりやすいです。
  • 誘因は膀胱充満、尿路感染、便秘、宿便、皮膚刺激などです。
  • 難治性便秘は誘因になります。
  • 急激な血圧上昇により脳内出血の危険があります。
  • まず座位にし、誘因を除去します。

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