33PM105|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学概論四診・弁証・治療法舌質・表裏・六経・難経六十九難・補法
六部定位脈診で右関上の沈の部が虚している場合、難経六十九難に基づく治療穴はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
六部定位脈診で虚している臓を特定し、難経六十九難の「虚すればその母を補う」を五行穴へ適用する問題です。右関上の沈は脾に対応し、脾土の母である火を補います。
解説
六部定位では右関の沈位を脾に配当します。脾は五行では土であり、五行相生では火生土なので、脾が虚したときは母である火を補うのが難経六十九難の原則です。
難経六十九難の異経補法では、脾と同じ陰経の系統で母に当たる火経から火穴を選びます。選択肢では、手の厥陰心包経に属する滎火穴の労宮がこれに当たります。
選択肢の確認
1.陽谷:誤り。陽谷は手の太陽小腸経の経火穴です。陽の火経に属するため、本問で脾虚に対して用いる陰経側の異経補法には当たりません。
2.労宮:正しい。労宮は手の厥陰心包経の滎火穴です。脾土の母である火を、陰の火経から補う異経補法に該当するため正しいです。
3.少衝:誤り。少衝は手の少陰心経の井木穴で、五行属性は木です。
4.経渠:誤り。経渠は手の太陰肺経の経金穴で、五行属性は金です。
覚えるポイント
- 右関の沈位は脾。
- 脾は土、土の母は火。
- 虚証では「虚すればその母を補う」。
- 労宮は心包経の滎火穴。