33PM164|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
はり理論鍼施術の安全管理禁忌・心タンポナーデ・脳貧血
鍼療法の禁忌はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鍼療法を行ってよい状態と、医療処置を優先すべき状態を区別する問題です。手術を必要とする状態では、鍼施術によって診断や手術を遅らせることが重大な危険につながるため禁忌となります。
解説
急性腹症、重篤な外傷、進行する神経障害など、手術適応が疑われる状態では、まず医師による診断と外科的治療を優先します。鍼施術で症状が一時的に変化すると受診が遅れ、病態が悪化するおそれがあります。
したがって「手術を必要とする状態」が禁忌です。ほかの選択肢も患者の全身状態や病期に応じた評価は必要ですが、病名だけで一律に絶対禁忌とはなりません。
選択肢の確認
1.つわり:誤り。つわりでは重症度、脱水、妊娠経過を評価する必要がありますが、軽症例まで鍼療法の絶対禁忌とする選択肢ではありません。重症妊娠悪阻は医療管理を優先します。
2.肉体作業後の筋疲労:誤り。肉体作業後の筋疲労は、全身状態を確認したうえで施術対象となることがあります。極度の疲労や脱水時は休息を優先します。
3.脳血管障害後の回復期:誤り。脳血管障害後の回復期は、医学的管理とリハビリテーションの一環として状態に応じた施術を検討し得ます。急性期と混同しません。
4.手術を必要とする状態:正しい。手術を必要とする状態では外科的治療を遅らせてはならないため、鍼療法の禁忌として正しいです。
覚えるポイント
- 手術適応が疑われる状態は医療機関を優先。
- 鍼施術で緊急疾患の診断を遅らせない。
- 妊娠・疲労・脳卒中回復期は状態を個別評価する。