33PM167|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
はり理論鍼刺激と神経生理自律神経・下行性抑制・痛みの悪循環
副腎髄質の受容体で、刺鍼により交感神経節前線維から遊離されるアセチルコリンが結合するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
交感神経と副腎髄質のシナプス伝達を問う問題です。交感神経節前線維はアセチルコリンを放出し、副腎髄質のクロム親和性細胞にある神経型ニコチン受容体に結合します。
解説
副腎髄質は発生学的・機能的に交感神経節に相当します。交感神経節前線維の終末から放出されたアセチルコリンが、クロム親和性細胞膜のニコチン性アセチルコリン受容体に結合すると、細胞が脱分極してアドレナリンやノルアドレナリンが血中へ分泌されます。
したがって、結合する受容体はニコチン受容体です。
選択肢の確認
1.a受容体:誤り。a受容体はアドレナリン・ノルアドレナリンが作用するアドレナリン受容体で、節前線維からのアセチルコリンの受容体ではありません。
2.b受容体:誤り。b受容体もカテコールアミンが作用するアドレナリン受容体であり、アセチルコリンは結合しません。
3.ニコチン受容体:正しい。副腎髄質のクロム親和性細胞には神経型ニコチン受容体があり、節前線維から放出されたアセチルコリンが結合するため正しいです。
4.ムスカリン受容体:誤り。ムスカリン受容体は副交感神経の効果器などに多く、副腎髄質で節前線維の伝達を担う主受容体ではありません。
覚えるポイント
- 交感神経節前線維の伝達物質はアセチルコリン。
- 自律神経節と副腎髄質はニコチン受容体。
- 副腎髄質からはカテコールアミンが分泌される。