33PM168第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

はり理論鍼刺激と神経生理自律神経・下行性抑制・痛みの悪循環

青斑核からのニューロンが放出する物質で、脊髄後角において侵害受容情報を阻害するのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

下行性疼痛抑制系の起始核と神経伝達物質を対応させる問題です。青斑核はノルアドレナリン作動性ニューロンを持ち、脊髄後角で侵害受容情報の伝達を抑制します。

解説

脳幹から脊髄へ下行する疼痛抑制系には、延髄の吻側腹内側部を中心とするセロトニン系と、橋の青斑核を中心とするノルアドレナリン系があります。青斑核由来の線維は脊髄後角へ投射し、主にα2アドレナリン受容体を介して一次求心性線維からの伝達物質放出や後角ニューロンの興奮を抑えます。

したがって、青斑核ニューロンが放出する物質はノルアドレナリンです。

選択肢の確認

  • 1.グルタミン酸:誤り。グルタミン酸は中枢神経系の主要な興奮性伝達物質で、侵害受容情報の伝達にも関与しますが、青斑核の代表的伝達物質ではありません。

  • 2.ノルアドレナリン:正しい。青斑核はノルアドレナリン作動性で、脊髄後角における侵害受容伝達を抑制するため正しいです。

  • 3.エンケファリン:誤り。エンケファリンは脊髄後角や中脳水道周囲灰白質などで働く内因性オピオイドですが、青斑核ニューロンの代表的放出物質ではありません。

  • 4.bエンドルフィン:誤り。bエンドルフィンは主に視床下部・下垂体系などに関係する内因性オピオイドで、青斑核の主要伝達物質ではありません。

覚えるポイント

  • 青斑核はノルアドレナリン系。
  • 脊髄後角では主にα2受容体を介して抑制する。
  • 下行性抑制にはセロトニン系とノルアドレナリン系がある。

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