34AM16第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

解剖学筋骨格・末梢神経上肢神経・腹壁・内転筋管・仙骨神経叢

腹部の筋について最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、腹部の筋の働き、神経支配、鼠径部の解剖が問われています。

特に、鼠径靱帯が外腹斜筋腱膜の肥厚によって形成されることは重要です。

解説

外腹斜筋は腹壁を構成する筋の一つで、その腱膜の下縁が肥厚して鼠径靱帯を形成します。鼠径靱帯は、上前腸骨棘から恥骨結節へ向かう重要なランドマークです。

腹筋群は腹圧を高め、呼気、体幹の屈曲や回旋に関与します。内腹斜筋や腹横筋は、主に強制呼気や腹圧上昇に関係します。腹直筋は胸腹神経などの肋間神経系の支配を受けます。

精巣挙筋は、主に内腹斜筋と腹横筋由来の筋束から形成されると整理されますが、この選択肢群で最も適切なのは外腹斜筋腱膜と鼠径靱帯の関係です。

ひっかけポイント
腹壁筋は、作用、神経支配、鼠径管周囲の構造が混ざって出題されます。鼠径靱帯は外腹斜筋腱膜の肥厚部です。

選択肢の確認

1.内腹斜筋は吸気に働く。
誤り。
内腹斜筋は主に腹圧を高め、強制呼気や体幹の運動に関与します。吸気の主役は横隔膜や外肋間筋です。

2.腹直筋は腰神経で支配される。
誤り。
腹直筋は主に胸腹神経など、下位肋間神経に由来する神経支配を受けます。腰神経支配とするのは不適切です。

3.腹横筋下端の筋束は精巣挙筋を形成する。
誤り。
精巣挙筋は内腹斜筋に由来する筋束が中心です。腹横筋下端のみで形成されると考えるのは不適切です。

4.外腹斜筋の停止腱膜の肥厚部が鼠径靱帯である。
正しい。
外腹斜筋腱膜の下縁が肥厚して鼠径靱帯を形成します。鼠径部の解剖で重要な基本事項です。

覚えるポイント

  • 鼠径靱帯は外腹斜筋腱膜の肥厚部です。
  • 内腹斜筋や腹横筋は、腹圧上昇や強制呼気に関係します。
  • 吸気の主役は横隔膜と外肋間筋です。
  • 腹直筋は体幹屈曲に関与し、胸腹神経などの支配を受けます。
  • 腹壁筋は、作用と鼠径部の構造をセットで覚えます。

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