34AM90|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学総論乳房腫瘤の検査画像検査・確定診断
次の症例について問いに答えよ。「38歳の女性。身長160cm、体重55kg、胸囲88cm。毎年マンモグラフィを受けており、6か月前の検診でも異常を指摘されなかった。入浴時、左乳房に雀卵大のしこりがあることに気づいた。」診断確定のために行う検査はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、乳房腫瘤の診断確定に必要な検査が問われています。
画像検査で疑うことはできますが、最終的な確定診断には病理学的な確認が必要です。
解説
乳房のしこりが乳癌かどうかを確定するには、組織を採取して顕微鏡で確認する病理組織検査が必要です。針生検などにより病変の組織を採取し、悪性細胞の有無、組織型、ホルモン受容体などを評価します。
CT、PET、MRIは病変の広がりや転移、術前評価などに有用ですが、診断確定そのものは病理組織検査で行います。
ひっかけポイント
画像検査は「疑う・広がりをみる」検査です。癌の確定診断は病理で行う、と覚えます。
選択肢の確認
1.病理組織検査
正しい。
乳癌を確定診断するには、針生検などで組織を採取し、病理組織検査で悪性所見を確認します。診断確定に必要な検査です。
2.CT検査
誤り。
CT検査は転移や周囲臓器の評価に用いられることがありますが、乳房腫瘤の診断確定はできません。
3.PET検査
誤り。
PET検査は全身の代謝活性や転移検索に使われることがありますが、診断確定には病理組織検査が必要です。
4.MRI検査
誤り。
MRI検査は乳房内の病変の広がりや多発病変の評価に有用ですが、確定診断そのものは病理組織検査で行います。
覚えるポイント
- 癌の確定診断は病理組織検査で行います。
- 乳房腫瘤では画像検査で性状を評価し、必要に応じて生検します。
- CT、PET、MRIは広がりや転移評価に役立ちます。
- 画像だけで悪性を確定せず、組織で確認します。