34PM100|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学概論病因病機風邪・三毒説・肝気鬱結・陰虚内熱・胃熱
次の症例の病証でみられるのはどれか。「50歳の男性。炎天下の作業で熱中症になった。1週間後から、不眠、頬の発赤、午後の微熱がみられる。脈は細数を認める。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、熱中症後に陰液が消耗した状態、つまり陰虚内熱を読み取ることがポイントです。
不眠、頬の発赤、午後の微熱、細数脈は陰虚による虚熱を示す所見です。
解説
炎天下での作業や熱中症により、体内の津液や陰液が消耗すると、陰虚が生じます。陰が不足すると陽を抑えられなくなり、体内に虚熱が生じます。
陰虚内熱では、午後の微熱、頬の発赤、寝汗、口や咽の乾き、不眠、五心煩熱、細数脈などがみられます。
五心煩熱とは、両手掌、両足底、胸の中心がほてって煩わしい状態です。陰虚内熱の代表的な症状です。
ひっかけポイント
細数脈、午後の微熱、頬の発赤は陰虚内熱を示します。実熱ではなく、陰が不足して生じる虚熱です。
選択肢の確認
1.息切れ
誤り。
息切れは気虚や肺気虚などでみられやすい症状です。この症例では陰虚内熱の所見が中心です。
2.胖大舌
誤り。
胖大舌は脾気虚や陽虚、水湿停滞などでみられやすい舌所見です。陰虚内熱では舌質紅、少苔、裂紋などを考えます。
3.五心煩熱
正しい。
五心煩熱は陰虚内熱の代表的な症状です。午後の微熱、頬の発赤、不眠、細数脈とよく合います。
4.胸部の刺痛
誤り。
胸部の刺痛は瘀血による痛みを考える所見です。この症例の陰虚内熱とは直接対応しません。
覚えるポイント
- 陰虚内熱では午後の微熱、頬の発赤、不眠が重要です。
- 五心煩熱は陰虚内熱の代表症状です。
- 細数脈は陰虚や熱を考える手がかりです。
- 胖大舌は水湿や気虚、刺痛は瘀血と関連します。