5PM125|第5回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)
下部頸椎棘突起直側に刺鍼することで最も治療効果が期待できる症状はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
誘発動作から病変部位を推定し、局所治療部位を選ぶ問題です。頸部伸展で上肢痛が誘発される所見は頸椎由来の神経根症を示唆します。
解説
空を見上げる動作は頸椎伸展に相当し、椎間孔を狭めて頸神経根を刺激するため、頸椎症性神経根症では上肢痛が誘発されます。下部頸椎棘突起直側は頸椎傍脊柱部・神経根領域への局所治療を意図した部位です。腕を背中へ回す痛みは肩関節障害、つり革でのしびれは胸郭出口症候群、腕枕後の手関節下垂は橈骨神経麻痺を考えます。頸部では脊髄、神経根、椎骨動脈などを損傷しない安全な深度・方向が必須です。
選択肢の確認
1.腕を背中にまわすと肩関節が痛む。:誤り。結帯動作での肩痛は肩関節周囲炎や腱板障害などが考えられ、下部頸椎直側が最も適切とはいえません。
2.つり革につかまっていると指先がしびれる。:誤り。上肢挙上でしびれが出る場合は胸郭出口部での神経血管圧迫を考え、頸椎直側のみを主対象とはしません。
3.空を見上げると腕が痛む。:正しい。頸椎伸展で上肢痛が誘発されるのは頸神経根症を示唆し、下部頸椎直側への治療対象として最も適切で正答です。
4.腕枕をして眠った後、手関節が伸びない。:誤り。腕枕後の手関節伸展不能は上腕部での橈骨神経圧迫が典型で、下部頸椎直側が主治療部位ではありません。
覚えるポイント
- 頸椎伸展で上肢痛が出ると頸神経根症を考える。
- 結帯動作痛は肩関節、上肢挙上でのしびれは胸郭出口を考える。
- 手関節下垂は橈骨神経麻痺が重要。
- 頸部の深刺は脊髄・椎骨動脈損傷の危険がある。