5PM126|第5回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対する治療で適切なのはどれか。「29歳の女性。出産後より肩こりが起こった。目のかすみがあり、爪は白っぽい。脈状は細。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
産後という経過、目のかすみ、爪の白さ、細脈から病証を組み立てる症例問題です。血を蔵し目・爪・筋を養う肝との関係をみます。
解説
出産では血を消耗しやすく、産後に肩こり、目のかすみ、爪の淡白、細脈がみられる場合は肝血虚を考えます。肝血が不足すると目や爪、筋・腱が十分に養われず、視力低下、筋のこわばり、こむら返りなどを生じます。治療方針は肝血を補うことです。強い頭痛、視野障害、血圧上昇などがあれば産後合併症を考え、医療評価を優先します。
選択肢の確認
1.肝の血を補う:正しい。産後の血の消耗、目のかすみ、爪の白さ、細脈は肝血虚を示すため、肝の血を補う方針が正答です。
2.風寒の邪を除く:誤り。風寒表証なら悪寒、発熱、項背部痛、浮緊脈などを伴うため、本症例には合いません。
3.肝の陽気のたかぶりを抑える:誤り。肝陽上亢なら頭痛、めまい、顔面紅潮、弦数脈などが中心で、本症例の淡白・細脈とは合いません。
4.気の滞りを解消する:誤り。気滞では張る痛み、情志による変動、弦脈などが中心で、血虚所見を十分に説明できません。
覚えるポイント
- 産後は血虚をきたしやすい。
- 肝血虚では目のかすみ、爪の淡白、筋の症状が出る。
- 細脈は血虚を示す代表的脈状。
- 産後の急性神経症状や高血圧は医療評価を優先する。