5PM96|第5回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)
末梢神経損傷で誤っている記述はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
末梢神経損傷の検査所見、自律神経症状、再生徴候と、損傷分類を問う問題です。ニューラプラキシアの定義が中心です。
解説
Seddon分類では、ニューラプラキシアは軸索の連続性が保たれた一過性の伝導ブロックで、最も軽い損傷です。軸索断裂では軸索が損傷して遠位にワーラー変性を生じますが、神経内膜などが保たれれば再生が期待できます。神経断裂は神経幹の連続性が失われる重い損傷です。末梢神経には発汗を支配する自律神経線維も含まれ、再生時にはチネル徴候が遠位へ移動することがあります。
選択肢の確認
1.神経伝導速度検査で異常を示す。:誤り。末梢神経損傷では伝導遅延や伝導ブロックなどを示すため、神経伝導検査で異常を認め得ます。
2.支配領域の発汗障害をきたす。:誤り。交感神経線維も障害されるため、支配領域で発汗低下などをきたし得ます。
3.損傷軸索の再生時にチネル徴候がみられる。:誤り。再生する軸索先端への打診で放散痛が生じるチネル徴候は、再生の経過観察に用いられます。
4.ニューラプラキシアは神経の完全切断である。:正しい。ニューラプラキシアは一過性伝導ブロックであり完全切断ではないため、この記述が誤りで正答です。
覚えるポイント
- ニューラプラキシアは伝導ブロックで軸索連続性が保たれる。
- 軸索断裂ではワーラー変性が起こる。
- 神経断裂は最も重い損傷である。
- チネル徴候の遠位移動は神経再生の目安となる。