6PM88|第6回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第6回午後(科目未分類)
ベル麻痺の症侯でみられないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ベル麻痺で障害される顔面神経の機能と、三叉神経の感覚機能を区別する問題です。顔面筋麻痺、味覚障害、聴覚過敏は顔面神経障害で説明できますが、顔面の痛覚低下は主に三叉神経障害です。
解説
ベル麻痺は原因が明確でない急性末梢性顔面神経麻痺で、病側の額のしわ寄せ、閉眼、口角挙上が障害されます。眼輪筋麻痺により完全に閉眼できない兎眼を生じます。
病変部位によっては、鼓索神経障害による舌前方3分の2の味覚障害や、アブミ骨筋神経障害による聴覚過敏を伴います。一方、顔面皮膚の痛覚は主に三叉神経が伝えるため、顔面痛覚鈍麻はベル麻痺の典型ではありません。
突然の顔面麻痺では脳卒中との鑑別が必要です。上下肢麻痺、言語障害、額の運動が比較的保たれる中枢性麻痺などを伴う場合は救急評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.兎眼:正しい。 眼輪筋麻痺により病側の眼を完全に閉じられず、兎眼となります。
- 2.味覚障害:正しい。 鼓索神経が障害されると、舌前方3分の2の味覚が低下します。
- 3.聴覚過敏:正しい。 アブミ骨筋麻痺により音が過大に響く聴覚過敏を生じることがあります。
- 4.顔面痛覚鈍麻:みられない(これが正答)。 顔面皮膚の痛覚は主として三叉神経支配であり、ベル麻痺の典型所見ではありません。
覚えるポイント
- ベル麻痺は末梢性顔面神経麻痺。
- 兎眼、味覚障害、聴覚過敏を伴い得る。
- 顔面の一般感覚は三叉神経が担当する。
- 脳卒中を示す随伴症状があれば救急評価を優先する。