8PM102|第8回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第8回午後(科目未分類)
次の文で示す症状はどの経絡病証か。「空腹感はあるが食欲はなく、顔色は黒ずみ、呼吸が苦しくせき込む。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
症状の組合せから経脈病証を判別する問題です。顔色の黒ずみ、呼吸困難、咳、食欲の異常を足の少陰腎経の病証へ結びつけます。
解説
足の少陰腎経の経脈病証には、飢えていても食べたくない、顔色が黒ずむ、咳や呼吸困難などが挙げられます。腎は五色では黒に対応し、また「納気」を主るため、腎の機能失調では呼吸が浅く苦しいと捉えます。
ただし現代医学的には、食欲不振、呼吸困難、咳は心肺疾患、感染症、貧血などでも起こります。実際の患者では東洋医学的経絡病証だけで診断せず、緊急性や器質的疾患を先に評価します。
選択肢の確認
- 1.手の太陰肺経 誤り。肺経病証では咳や喘息はみられますが、顔色の黒ずみと『飢えても食べたくない』を含む組合せは腎経病証が典型です。
- 2.足の太陰脾経 誤り。脾経病証では食欲不振や腹部膨満などが中心で、黒い顔色や納気失調の組合せとは異なります。
- 3.足の少陰腎経 正しい。足の少陰腎経病証には飢不欲食、顔色の黒ずみ、咳・呼吸困難などが含まれます。
- 4.足の厥陰肝経 誤り。肝経病証では胸脇痛、少腹痛、情志の異常などが中心です。
覚えるポイント
- 腎は五色で黒に対応する。
- 腎は納気を主る。
- 腎経病証に飢不欲食がある。
- 呼吸困難は現代医学的な緊急評価も必要。