9PM90|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午後(科目未分類)
手根管を通過しないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
手根管の内容物と、手掌尺側を通る神経を区別する問題です。手根管症候群の解剖学的基礎になります。
解説
手根管は手根骨でできる溝を屈筋支帯が覆って形成されます。内部を正中神経、浅指屈筋腱4本、深指屈筋腱4本、長母指屈筋腱1本の合計9本の屈筋腱が通ります。
尺骨神経と尺骨動脈は手根管ではなく、屈筋支帯の表層・尺側にあるギヨン管を通ります。手根管部へ刺鍼する際は正中神経や屈筋腱を損傷しないよう、局所解剖と刺入方向・深度への十分な配慮が必要です。
選択肢の確認
- 1.浅指屈筋腱 正しい。浅指屈筋腱4本は手根管を通ります。
- 2.深指屈筋腱 正しい。深指屈筋腱4本は手根管を通ります。
- 3.正中神経 正しい。正中神経は手根管を通り、圧迫されると手根管症候群を生じます。
- 4.尺骨神経 誤り(これが正答)。尺骨神経は手根管ではなくギヨン管を通ります。
覚えるポイント
- 手根管の内容は正中神経と9本の屈筋腱。
- 尺骨神経・尺骨動脈はギヨン管を通る。
- 手根部の刺鍼では神経・腱・血管損傷に注意する。