10AM42|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午前(科目未分類)
血圧上昇時にみられる圧受容器反射で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
圧受容器反射(頚動脈洞と大動脈弓の反射)が血圧上昇時にどう働くかを問う問題です。血圧を下げる方向の変化を選び分けます。
解説
血圧が上がると頚動脈洞と大動脈弓の圧受容器が伸展され、求心性インパルスが延髄の心臓血管中枢へ増加して伝わります。その結果、迷走神経(副交感神経)の活動が高まり、交感神経の活動が低下します。これにより心拍数が下がり、心収縮力も低下し、血管は拡張し、副腎髄質からのカテコールアミン分泌も減少して血圧が下がります。
したがって「心収縮力の増大」は反射の向きと逆であり、誤っています。
なお前頚部の頚動脈洞は圧迫すると徐脈や血圧低下を起こしうる部位であり、施術で強く押すことは避けます。
選択肢の確認
- 1.心拍数の低下:誤り(正しい反応)。迷走神経優位となり徐脈になります。
- 2.心収縮力の増大:正しい(誤った記述)。血圧を上げる方向であり、これが答えです。
- 3.血管の拡張:誤り(正しい反応)。末梢血管抵抗が下がります。
- 4.カテコールアミン分泌の低下:誤り(正しい反応)。交感神経活動の低下に伴います。
覚えるポイント
- 圧受容器は頚動脈洞と大動脈弓にあり、血圧を一定に保つ。
- 血圧上昇では副交感優位、血圧低下では交感優位に切り替わる。
- 頚動脈洞への強い圧迫は徐脈や失神を招くおそれがあり避ける。