10AM60|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午前(科目未分類)
栓子の発生原因と、それによって起こる塞栓症の発生部位との組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
栓子がどこで生じ、血流に乗ってどこに詰まるかを、血管の流れに沿って考える問題です。静脈系と動脈系の行き先を取り違えないことが要点です。
解説
大腿静脈にできた血栓は、下大静脈を通って右心房、右心室へ入り、肺動脈へ運ばれて肺塞栓症を起こします。肝臓へは向かいません。肝臓に塞栓が生じるのは門脈系に栓子が生じた場合です。したがって誤っている組合せは1です。
腹部大動脈瘤内の血栓は、動脈血流に乗って下肢の末梢へ流れ、足指の動脈を閉塞して壊死を起こすことがあります。下肢の複雑骨折では骨髄から脂肪滴が静脈内に入り、脂肪塞栓として肺に詰まります。潜水病では急な減圧により血中に気泡が生じ、脳を含む各所の血管を閉塞します。
片側下肢の腫脹、痛み、熱感がみられる場合は深部静脈血栓症を疑い、その部位への刺激は行わず、医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.大腿静脈血栓 ── 肝臓:誤っている組合せで、これが答えです。行き先は肺です。
- 2.腹部大動脈瘤内血栓 ── 足指:正しい組合せです。動脈血流に沿って末梢へ流れます。
- 3.下肢複雑骨折 ── 肺:正しい組合せです。脂肪塞栓が肺に生じます。
- 4.潜水病 ── 脳:正しい組合せです。空気塞栓が脳血管を閉塞します。
覚えるポイント
- 静脈系の栓子は肺へ、動脈系の栓子は全身の末梢へ流れる。
- 門脈系の栓子は肝臓へ向かう。
- 深部静脈血栓症が疑われる下肢には刺激を加えず、受診を優先する。