10PM136|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。 「60歳の女性。腰が重だるい。下腹部と下腿に冷えがある。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
症例の症状から、どの臓の失調かを判断する問題です。腰の症状と冷えという二つの手がかりを結び付けます。
解説
症例は60歳の女性で、腰が重だるく、下腹部と下腿に冷えがあります。腰は腎の府とされ、腰の重だるさや無力感は腎の失調を示す代表的な症状です。加えて、下腹部と下肢の冷えは腎陽の不足によって体を温める働きが低下した状態を示唆します。年齢的にも腎精の衰えが背景にあると考えられます。
したがって施術対象となる経絡は足の少陰腎経です。腎経は足底の湧泉に始まり、内果の後方を通って下肢内側後方を上行し、腹部を経て胸部に至ります。
肺経は呼吸器や皮毛、肝経は疏泄と筋、脾経は運化と肌肉に関わり、この症例の主訴とは対応しません。
選択肢の確認
- 1.肺経:誤り。呼吸器や皮毛の症状と関わります。
- 2.肝経:誤り。疏泄失調や筋の症状と関わります。
- 3.脾経:誤り。運化の失調による食欲不振や下痢と関わります。
- 4.腎経:正しい。腰の重だるさと下半身の冷えは腎の失調を示し、これが答えです。
覚えるポイント
- 腰は腎の府であり、腰の無力感や重だるさは腎虚を示唆する。
- 腎陽虚では冷え、夜間尿、下肢の脱力がみられる。
- 腎経は湧泉に始まり、内果の後方を通って上行する。