10PM139|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態への対応で適切でないのはどれか。 「50歳の男性。約10年前から便秘が続き、4、5日に1回太く長い便が出る。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
慢性の便秘に対する生活指導と腹部への施術方向を問う問題です。大腸の走行に沿った方向がどちらかが決め手になります。
解説
症例は50歳の男性で、約10年続く便秘があり、4、5日に1回、太く長い便が出ています。長期に及ぶ弛緩性の便秘が考えられ、腸管の運動を助ける対応が中心になります。
腹部の施術は、上行結腸から横行結腸、下行結腸、S状結腸へと内容物が進む方向、すなわち体表からみて時計回りに行うのが基本です。反時計回りでは内容物の進行方向と逆になるため適切ではありません。
食物繊維の多い食事は便量を増やして排便を促し、下肢の挙上運動は腹圧を高める腹筋の強化につながります。冷温交代の刺激は腹部の血流と自律神経に働きかける方法として用いられます。
なお、急に便秘が悪化した、便が細くなった、血便や体重減少を伴うといった場合は器質的疾患を疑い、医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.繊維成分に富む食事をとらせる。:適切です。便量を増やし排便を促します。
- 2.腹部に冷温交代圧注法を行う。:適切です。腹部への刺激として用いられます。
- 3.腹部に反時計回りの施術を行う。:適切でない記述で、これが答えです。時計回りが基本です。
- 4.仰臥位で下肢の挙上運動を行わせる。:適切です。腹筋の強化になります。
覚えるポイント
- 腹部の施術は大腸の走行に沿って時計回りに行う。
- 弛緩性便秘には食物繊維、水分、運動、規則的な排便習慣が有効。
- 血便、体重減少、便の狭小化がある便秘は受診を優先する。