10PM146|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
手技による消化管機能の亢進作用で適切でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
消化管の働きと自律神経の関係を問う問題です。消化を促す方向がどちらの神経かを考えます。
解説
消化管の運動と分泌は副交感神経(迷走神経、骨盤内臓神経)が優位のときに促進され、交感神経が優位のときには抑制されます。したがって消化管機能の亢進作用として交感神経活動の亢進を挙げるのは適切ではありません。
腹部への穏やかな手技は、心地よい刺激として副交感神経が優位になりやすい状態を導き、蠕動運動の促進、消化液の分泌の増加、栄養吸収の促進といった方向に働くと考えられています。ただし作用の程度は対象者の状態や刺激量によって変わるため、断定的に扱わず、反応を確かめながら行います。
腹部に強い痛みや腹壁の硬い緊張がある場合、発熱を伴う場合は施術を行わず、医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.蠕動運動の亢進:適切です。副交感神経優位で促進されます。
- 2.交感神経活動の亢進:適切でない記述で、これが答えです。消化管機能は抑制されます。
- 3.消化酵素の分泌増加:適切です。副交感神経の働きで促されます。
- 4.栄養の吸収促進:適切です。消化管機能の亢進に伴います。
覚えるポイント
- 消化は副交感神経優位で促進、交感神経優位で抑制。
- 腹部への穏やかな刺激は消化管の働きを整える方向に働くとされる。
- 強い腹痛や腹膜刺激症状があるときは施術を行わない。