10PM86|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
血管疾患で誤っている組合せはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
末梢の血管疾患について、動脈性か静脈性か、また血管が収縮するのか拡張するのかを整理する問題です。
解説
レイノー病では、寒冷や精神的緊張をきっかけに手指の細動脈が発作的に攣縮し、指が蒼白となり、その後チアノーゼを経て発赤へと変化します。血流が減るため皮膚温は低下します。したがって皮膚温上昇との組合せは誤りです。
閉塞性血栓血管炎(バージャー病)は、若年男性の喫煙者に多く、四肢の中小動脈が閉塞して間欠性跛行や安静時痛、阻血性の潰瘍や壊死を生じます。大動脈炎症候群では大動脈とその分枝の狭窄により、上肢や下肢の血圧低下や左右差、脈の減弱がみられます。静脈血栓症では静脈還流が妨げられて浮腫が生じます。
下肢の急な片側性腫脹や、冷感を伴う強い疼痛がある場合は施術を控え、医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.閉塞性血栓血管炎 ── 阻血性潰瘍:正しい組合せです。
- 2.大動脈炎症候群 ── 下肢血圧低下:正しい組合せです。分枝の狭窄によります。
- 3.静脈血栓症 ── 浮腫:正しい組合せです。
- 4.レイノー病 ── 皮膚温上昇:誤っている組合せで、これが答えです。皮膚温は低下します。
覚えるポイント
- レイノー現象は蒼白、チアノーゼ、発赤の三相性の色調変化で、寒冷が誘因。
- バージャー病は喫煙と強く関連し、禁煙が重要。
- 深部静脈血栓症を疑う下肢には刺激を加えず受診を優先する。