10PM88|第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
消化器と腎の疾患について、特徴的な症状の対応を確かめる問題です。所見が別の疾患のものとすり替えてあります。
解説
肝硬変が進行して肝性脳症をきたすと、アンモニアなどの処理が滞り、手関節を背屈させた姿勢で保たせたときに手が羽ばたくように動く羽ばたき振戦(アステリキシス)がみられます。したがって正しい組合せは1です。
筋性防御は腹膜炎で腹壁が硬く緊張する所見で、胆嚢ポリープでは通常みられません。腹壁静脈怒張は門脈圧亢進による側副血行路の発達を示す所見で、肝硬変でみられます。グル音の消失は麻痺性イレウスなど腸管の運動が止まった状態を示すもので、慢性糸球体腎炎の所見ではありません。
強い腹痛に筋性防御や反跳痛を伴う場合は腹膜炎などの緊急病態を疑い、施術を行わず医療機関へつなげます。
選択肢の確認
- 1.肝硬変 ── 羽ばたき振戦:正しい組合せです。肝性脳症の所見です。
- 2.胆嚢ポリープ ── 筋性防御:誤り。筋性防御は腹膜炎の所見です。
- 3.慢性膵炎 ── 腹壁静脈怒張:誤り。腹壁静脈怒張は門脈圧亢進、すなわち肝硬変の所見です。
- 4.慢性糸球体腎炎 ── グル音消失:誤り。グル音消失は腸管麻痺の所見です。
覚えるポイント
- 肝硬変の所見はくも状血管腫、手掌紅斑、腹水、腹壁静脈怒張、羽ばたき振戦。
- 筋性防御と反跳痛は腹膜刺激症状で緊急性が高い。
- グル音の亢進は機械的イレウス、消失は麻痺性イレウスを示唆する。