11PM116|第11回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
次の文で示す病証について適切なのはどれか。 「胃が痛み、腹部の膨満感がある。いつも食欲がなく軟便で疲れやすい。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
症例の症状から、失調している臓を判断する問題です。消化吸収と疲労感という手がかりを結び付けます。
解説
症例では、胃の痛みと腹部の膨満感があり、食欲がなく、軟便で疲れやすいという症状がそろっています。
脾は運化を主り、飲食物を消化吸収して気血を生み出す働きを担います。この働きが低下すると、食欲不振、腹部の膨満、軟便や下痢が生じ、気血が十分に作られないために疲れやすさや倦怠感が現れます。この症例はこうした脾の失調の典型的な現れ方です。
肝の失調ではいらだちや胸脇部の張り、肺の失調では咳や息切れ、腎の失調では腰の重だるさや冷えが中心となり、この症例の組合せとは対応しません。
なお、体重減少や黒色便、持続する強い腹痛を伴う場合は器質的疾患の可能性を考え、医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.肝:誤り。いらだちや胸脇部の張りが中心となります。
- 2.脾:正しい。運化の失調による症状がそろっており、これが答えです。
- 3.肺:誤り。咳や息切れ、皮毛の症状が中心です。
- 4.腎:誤り。腰の重だるさや冷え、夜間尿などが中心です。
覚えるポイント
- 脾は運化と統血、昇清を主り、肌肉と四肢を主る。
- 脾虚では食欲不振、腹満、軟便、倦怠感がみられる。
- 器質的疾患を疑う所見があれば受診を優先する。