15PM129|第15回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切でないのはどれか。 「60歳の男性。3か月前から間欠跛行が出現。ケンプ徴候陽性。足背動脈および後脛骨動脈の拍動は触知可能。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
症例から病態を推定し、施術部位として適切でないものを選ぶ問題です。ケンプ徴候陽性という所見が判断の鍵になります。
解説
症例は60歳の男性で、3か月前から間欠跛行があり、ケンプ徴候が陽性で、足背動脈と後脛骨動脈の拍動は触れます。拍動が保たれていることから血管性の間欠跛行ではなく、腰部脊柱管狭窄症など腰椎由来の病態が考えられます。
ケンプ徴候は、腰椎を後屈させながら側屈と回旋を加えたときに下肢に放散痛が誘発される所見です。つまり腰椎を伸展方向へ動かすことで椎間孔と脊柱管が狭くなり、症状が出やすくなります。したがって腰部への直接の施術は、伸展方向への負担がかかると症状を誘発しうるため、この設問では適切でないとされています。
下腿部、大腿部、腹部への施術は、下肢の筋緊張の緩和や腹筋の働きを通じて負担を減らす目的で行いえます。
下肢の筋力低下が進む場合や、膀胱直腸障害が現れた場合は緊急性が高く、施術ではなく医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.腰部:正しい(適切でない)。伸展方向の負担で症状が誘発されうるため、これが答えです。
- 2.下腿部:誤り(適切)。下肢の筋緊張の緩和に用いられます。
- 3.大腿部:誤り(適切)。同様に用いられます。
- 4.腹部:誤り(適切)。腹部への対応も行いえます。
覚えるポイント
- 腰部脊柱管狭窄症は伸展で悪化し、前屈で軽快する。
- ケンプ徴候は後屈側屈で下肢痛が誘発される所見。
- 足背動脈の拍動が触れれば血管性の間欠跛行は考えにくい。