16PM134|第16回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第16回午後(科目未分類)
「24歳の女性。3か月前より右上腕から小指にかけてのしびれを自覚。頸椎を患側に回旋し、後屈した状態で深呼吸させると橈骨動脈の拍動が消失する。スパーリングテスト陰性。ホフマン反射陰性。」罹患部への局所施術の対象として適切な筋はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
病態を踏まえて、圧迫の起きている部位の筋を選ぶ問題です。
解説
症例はアドソンテストが陽性であり、前斜角筋と中斜角筋の間(斜角筋隙)で腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫される斜角筋症候群が考えられます。したがって局所施術の対象となる筋は前斜角筋と中斜角筋です。答えは4です。
尺側手根屈筋と円回内筋は前腕の筋で、それぞれ尺骨神経と正中神経に関わりますが、この症例の圧迫部位ではありません。僧帽筋は姿勢に関わる筋として対応することはありますが、罹患部の局所とはいえません。
前頚部と鎖骨上窩には総頚動脈や腕神経叢が浅く走るため、強い圧迫を避け、しびれやめまいが出た場合は直ちに中止します。
選択肢の確認
- 1.尺側手根屈筋:誤り。前腕の筋で圧迫部位ではありません。
- 2.円回内筋:誤り。前腕の筋です。
- 3.僧帽筋:誤り。姿勢に関わりますが罹患部の局所ではありません。
- 4.前・中斜角筋:正しい。斜角筋隙を構成し、これが答えです。
覚えるポイント
- 胸郭出口症候群の圧迫部位は斜角筋隙、肋鎖間隙、小胸筋下間隙。
- 斜角筋隙は前斜角筋と中斜角筋の間。
- 前頚部と鎖骨上窩への強い圧迫は避ける。