1PM139|第1回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)
腓骨神経麻痺の治療目的で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
腓骨神経麻痺の運動障害と、治療・リハビリテーションの目的を問う問題です。足関節背屈筋の回復と内反尖足・拘縮予防を中心に考えます。
解説
総腓骨神経または深腓骨神経が障害されると、前脛骨筋などの足関節背屈筋が弱くなり、足下垂を生じます。浅腓骨神経支配の腓骨筋群も弱い場合は外反が低下し、相対的に下腿三頭筋の底屈作用と後脛骨筋の内反作用が優位となって内反尖足を形成しやすくなります。
そのため治療目的には、足関節を0度付近に保って底屈拘縮を予防すること、前脛骨筋など背屈筋の回復を促すこと、後脛骨筋や下腿三頭筋の過緊張・短縮を防ぐことが含まれます。
下腿三頭筋の循環促進そのものは補助的作用としてはあり得ますが、腓骨神経麻痺の中心的な治療目的ではありません。腓骨頭の外側では総腓骨神経が浅く走るため、同部へ強い圧迫を加えないことが重要です。
選択肢の確認
- 1.尖足を予防するため足関節を 0 ゚に保持する。:正しい目的です。足関節を中間位に保つことで、足下垂による尖足拘縮を予防します。
- 2.前脛骨筋の筋力を回復させる。:正しい目的です。前脛骨筋は深腓骨神経支配の代表的背屈筋で、その機能回復を図ります。
- 3.下腿三頭筋の循環を促進する。(正答):誤り。下腿三頭筋の循環促進は中心的目的ではなく、むしろ底屈筋の短縮・過緊張を防ぐことが重要です。
- 4.後脛骨筋の過緊張を除去する。:正しい目的です。後脛骨筋の作用が相対的に優位になると内反を助長するため、過緊張や短縮を防ぎます。
覚えるポイント
- 腓骨神経麻痺では足下垂と外反低下が起こる。
- 前脛骨筋の回復と足関節中間位保持が重要。
- 腓骨頭外側への強圧は総腓骨神経を障害し得る。